Innovation Myopia (Japanese)

Innovation Myopia

(本作は、第1編と付録は2016年5月24日に、第2編は2017年7月18日に公開)

猫も杓子もイノベーションを語る昨今だが、マーケティングと同様、イノベーションもまた人によって解釈が異なる用語だ。マーケティングと違い、シュンペーターという一人の経済学者が生み出した用語であるにも関わらず、時の流れとともにその解釈は移り変わる。新しい解釈が時代に適応して概念を発展させるのであれば進化と呼べるが、予算獲得や社内政治のため、あるいは、知識の欠落によって歪曲し近視眼的になってしまった解釈ならば、かえってイノベーションを阻害してしまう。

本シリーズでは、社会や産業界、医学界などを一変するほどのインパクトを持ち、一定期間、莫大な富を独占的にもたらす、そういった本来の経済学的な概念のイノベーションに立ち返り、その核となる要素を事例を挙げつつ論じる。

第1編では、セイ → シュンペーター → ドラッカー、いずれもが注目した「資源」を中心に論じ、続く第2編では、イノベーションとタイミングについて論じる。また、第2編の付録としてデジカメの歴史を追いながら、イノベーションとタイミングについての補足資料とする。

(*) タイトルは、セオドア・レビット教授の名著で、当時の経営者の近視眼的な視野に警鐘を鳴らした論文、 “Marketing Myopia” から拝借.

(Drucker’s Photo courtesy of Jeff McNeill)

 

Innovation Myopia ~ 第1編 ~

※ スマホやタブレットで閲覧する場合、上記のスライドをfull screen表示できない場合があります。その場合、指で拡大して見ることはできます。あるいは、こちらから、PDFを表示してご覧頂ければと思います(file size: 13.3M)。iPhoneやiPadでは、iBookアプリに送ると読みやすいと思います。

Innovation Myopia ~ 第2編 ~

PDFファイル(8.1M)

[第2編の付録] デジタルカメラの歴史とタイミング

PDFファイル(7.7M)

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